オープンイノベーション産学共創拠点
「メディシナルハブ」の設立



本学でも医学系研究など複数部局を中心に、オープンイノベーション型コンソーシアムに取り組んできました。製薬企業のみならず、いわゆるヘルステック産業、ベンチャー、ベンチャーキャピタル(VC)、医薬品開発受託会社(CRO: Contract Research Organization)、インキュベーターなど多くの異業種の参画により,ヘルスケア事業が必要とする最先端のイノベーション創出が可能となるエコシステムの構築を目指し、星陵キャンパス内5号館2階にオープンイノベーション型産学共創拠点「メディシナルハブ」を設立し(平成30年)、文部科学省「オープンイノベーションの整備事業」に採択されました。

特に、アステラスとはTACT(Tohoku university and Astellas Collaboration Committee)、第一三共とはTOIDAS(Tohoku university Open Innovation and Daiichi-Sankyo Initiative)、レナサイエンスとはTREx(Tohoku university x Renascience)というプロジェクト名で、アカデミアシーズの実用化を目指しています。



大研究開発に加えて、メディシナルハブのオープンスペースを活用して、卓越大学院プログラム(文部科学省)のセミナーや交流会の場としても使用し、産学連携での人材育成も行っています。日本医療研究開発機構AMEDの「先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業」の管理運営事務局としても機能し、文部科学省オープンイノベーション機構(医薬品分野)で採択された東京医科歯科大学、慶応大学とも連携しています。

令和2年からは、製薬企業などのライフサイエンス企業に加えて、NECやNECソリューションイノベータ(NES)などのIT企業も参加し、まさに学際領域の研究開発を実践し、医師や研究者などから得られる医療データ(ビッグデータ)をもとに、AIエンジン(プログラム)で、治療や診断の支援のためのプログラム医療機器の開発も複数手掛けています。

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